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サヘル・ローズが壮絶人生を経て掴んだ物とは?

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イラン出身で在日イラン人のサヘル・ローズさん。

 

戦争、ホームレス、いじめ、壮絶な人生を歩んできた彼女について詳しく解説してみたいと思います。

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イランイラク戦争と孤児院


イラン西部の小さな町に生まれたサヘルさん、イランイラク戦争のさなかの1989年、イラク軍の空爆により町が壊滅状態になってしまいました。

 

13人という大家族でしたが、生き残れたのはサヘルさんただ一人でした。

 

その町へ救護ボランティア要員としてかけつけたのが、後の養母となるフローラ・ジャスミンさんでした。

 

フローラさんに救出されたサヘルさんは当時4歳(出生名、正確な誕生日は不明)ながら孤児院で暮らす事になってしまいました。


実家から勘当されてしまい、養子を取るには宗教上の決まりもあった為、養母は日本に留学していたイラン人の婚約者を頼り来日しました。

 

その時、サヘルさんも一緒に来日当時8歳でした。

 



ホームレスといじめ


養母の婚約者と一緒に住み始めましたが、1週間程で婚約者がサヘルさんに暴力を振るうようになりました。

 

その後、親子は追い出される事になってしまいました。

 

行き場のない親子は公園の土管の中で寝るようになったそうです。

 

2週間を過ぎた頃、給食調理の女性が声をかけてくれてアパートの保証人になってくれたり、養母に仕事を見つけてくれたそうです。

 

その後待っていたのは学校でのいじめでした。

 

当時の担任教師はいじめを見てみぬふりをしていたそうです。

 

一度は自殺も考えた彼女ですが、養母のボロボロになった手を見て、この人に恩返しをしようと決意したそうです。

 

 


 

 

そして女優へ

それから生活の為にオーディションを受け始めた彼女、高校3年生の時にJ-WAVEの「日本語の話せる外国人」のリポーター募集に合格、J-WAVEの史上最年少リポーターとして活動を始めました。

 

仕事を続けながら無事大学を卒業、進路を考えてた時にイランで見たドラマ「おしん」を思い出し、女優を本格的に目指すようになりました。

 

そんなある日、「そっくりものまね紅白歌合戦」のコーナーに出演する事になり誕生したのが「滝川クリサヘル」でした。

 

その後、脚光を浴びテレビ、映画、舞台と活動の幅が広がります。

 

イラン出身という特性を活かして国際情報番組のキャスターにも起用されています。

 


そんな彼女の一番の好物は、意外にも「白飯」だそうです。

 

自身のブログでも、「地球が滅びる前に食べておきたい食べ物は卵かけご飯」と述べていました。

 

どんどん脚光を浴びていく彼女の今後に注目したいです。

 

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