アイドル 歌手・ミュージシャン

3月9日はミクの日!初音ミクの誕生日

更新日:

3月9日、それは「VOCALOID」の代表格「初音ミク」の誕生日です。

 

今では日本文化として定着したVOCALOIDですが、その火付け役となった初音ミクの歴史を語ってみたいと思います。

 

スポンサーリンク

 

バーチャルアイドル、初音ミクの誕生


初音ミクはヤマハが開発したVOCALOIDという音声合成システムによって好きな言葉を好きな音程で歌わせる事を可能にしたソフトウェア音源です。

 

目に見えないソフトウェア音源にキャラクターを付ける事でよりリアリティを増す事に成功し、音楽を制作する側だけでなくリスナーにもそのキャラクターと声を認知して貰えるようになりました。

 

初音ミクのコンセプトは「未来的なアイドル」であり、髪型や衣装が少し未来的な雰囲気になりました。

 


発売元のクリプトンがキャラクター画像について非営利ならば自由な利用を認めた事も追い風になり、DTM(デスクトップミュージック)をしている宅録ミュージシャンに幅広く使用され一躍有名になりました。

 

現在ではその人気の高さからフィギュアやゲームソフト等の関連商品の販売、企業とのコラボレーションも数多く行われています。


 

ボカロPの誕生、そして日本を代表する文化に


初音ミクの登場によって自分の作った曲をVOCALOIDに歌を歌わせる「ボカロP」と呼ばれるミュージシャンが誕生し、動画サイト「ニコニコ動画」を中心に楽曲をアップロードする新しい音楽制作、音楽活動が注目を浴びるようになりました。

 


その中には再生数が数百万、数千万再生されるような曲も登場してきました。

 

黒うさP作曲の「千本桜」はCMに使われたり、人気ロックバンド「和楽器バンド」にカバーされる等、現在でも多くのリスナーに愛される作品となっています。

 

その人気は海を越えて海外にまで広がりVOCALOIDが日本の新しい文化として認知されました。

 

ボカロPの作品にも海外からのコメントが増えましたし、VOCALOIDのキャラクターのコスプレをする人も増えました。

 

海外のコスプレイヤーの方のクオリティは驚く程高いので嬉しい産物となりました。

 

 

VOCALOIDの使い方

現在はVOCALOIDもバージョン4まで作られ、以前に比べて機械的な印象は大分和らいできています。

 

キャラクターも初音ミクを筆頭に鏡音リンレン巡音ルカ等今では数え切れない数のキャラクターが登場していて、それぞれ自分に合った声や特徴のキャラクターを選べるようになりました。

 

私はVOCALOID3の「Lily」というキャラクターを使用して楽曲を制作しています。

 

専用のエディターがあり、そのエディターを立ち上げて編集作業を行います。

 

言葉1文字1文字毎に歌詞を打ち込み音程を決めるだけではなく、アクセントの強弱、ビブラート、音量も細かく設定する事が出来ます。

 

中には人間が歌っているような調整をするボカロPもいて、その高い技術を「神調教」等と賞賛されています。

 

実際にライブハウスでもバンドメンバーは人間が努めてボーカルはパソコンを置き初音ミクに歌って貰うバンドを見た事がありましたが、何と言いますか、時代は変わったんだなと再確認しました。

 


初音ミクの登場によって音楽を取り巻く環境は大きく変化しました。

 

宅録もここ数年でより身近になりましたし、ボカロPがメジャーデビューする事も珍しく無くなりました。

 

今日で初音ミクは10歳になりますが、改めて開発したヤマハと販売元のクリプトン・フューチャー・メディアには深い感謝と敬意を表したいと思います。


 

-アイドル, 歌手・ミュージシャン
-, , ,

Copyright© トレナビ , 2024 All Rights Reserved.