歌手・ミュージシャン

CDショップ大賞2017発表!大賞は宇多田ヒカル

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弟9回CDショップ大賞の受賞式が東京のFuture SEVENで開催されました。

今年の大賞には宇多田ヒカルさんのアルバム「Fantome」が選ばれました。

 

改めてこのアルバムの魅力と今回のCDショップ大賞の入賞作品について紹介したいと思います。

 

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8年振りとなった新作「Fantome」


2010年に突如として「人間活動」と称して翌年以降の活動休止を発表し大きな話題になりました。

 

2013年に母親の藤圭子さんが亡くなり、2014年にイタリア人の男性と結婚、2015年には長男を出産して母親となった彼女。

 

1人の人間として大きく成長した彼女が2015年から本格的に制作を開始したのがこのアルバムです。

 

亡き母に捧げる作品とあってアルバムタイトルは輪廻を視点に「気配」という言葉を採用しました。

 

この作品はこれまでのR&Bテイストは影を潜め、バラード中心でありながらどこか懐かしい雰囲気を持った曲が多いと感じました。

 

「私という存在は母から始まったんだから、彼女の存在を“気配”として感じるのであればそれでいい」と本人もコメントしており、まさに輪廻にふさわしい作品だと思いました。

 


このアルバムは4週連続チャート1位を獲得し、大ヒットを記録しました。授賞式に本人は登場しませんでしたが、ビデオメッセージで受賞の喜びを語りました。

 

堂々の準大賞はAimerに


準大賞にはAimerの「daydream」が選ばれました。

 

このアルバムには野田洋次郎さんや阿部真央さん等、多くの著名アーティストが楽曲を提供したことでも話題になりました。

 

デビュー前に喉を酷使したことにより声帯を痛めて半年程発声が出来ない期間を過ごした彼女。

 

声帯の傷は今も残ったままですが、完治させると今の声が出せなくなってしまうと主治医から宣告されているために、あえて完治させずに活動を続けています。

 

「振幅ゆらぎと周波数ゆらぎが同時に発生している、非常に稀な声の持ち主です」と日本音響研究所所長の鈴木松美さんも絶賛している、独特でしかも強い説得力を持つ彼女の歌の背景にはリスクと覚悟が共存していたのです。

 

いきなり過ぎてショップの店員ですら驚いた!Hi-STANDARDからのサプライズ


今回一番嬉しかったのが特別賞に選ばれたHi-STANDARDの「ANOTHER STARTING LINE」です。

 

事前告知一切無し、ショップのスタッフですら当日届いた段ボールを開けて驚いた程のサプライズ、店頭に来たお客さんからは歓喜の声と涙が、16年振りの新作には誰もがしてやられました。

 

CD不況と言われしばらく経ち、デジタルリリースも当たり前になったこの時代だからこそもう一度お店に来てCDを手に取って欲しいというHi-STANDARDからの強いメッセージを受け取り、また皆で繋いでいけたら良いな、CDが沢山売れたあの時代に近くなれば良いな、そんな沢山の感情をくれたこの作品に私は深く感謝をしたいと思っています。

 

勿論、Hi-STANDARDらしいポップなメロディーと疾走感は今も健在で非常に胸を熱くしてくれる1枚になっています。

 


他の受賞作品もどれも素晴らしい作品ばかりなので、今回の受賞式を通じてCDの魅力が多くの人に伝わってくれたらと願っています。

 

 

 

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