人気ロックバンド「flumpool」が17日放送の人気音楽番組ミュージックステーションで新曲「ラストコール」を披露しました。
色々な個性的なバンドが活躍する中、あえて王道のJPOPを奏でる彼らの魅力を紹介します。
スポンサーリンク
新曲「ラストコール」の良さ
もう聴いた方はお分かりかと思いますが、この曲はベースのフレーズが凄く印象的で楽曲を終始リードしています。
ただ動き回るだけではなく、休符の使い方が絶妙でつい耳で追ってしまいます。
アダルトで落ち着いた音色もフレーズに非常にマッチしていますね。
そして間奏やサビでパッと広がるストリングスの音が楽曲に壮大感を与えています。
映画「サクラダリセット」の主題歌にもなっている同曲ですが今回もデイリーランキングで好調な滑り出しをしているのでウィークリーチャート上位にランクインする事は確実となっています。
また、今回のMVには映画「サクラダリセット」の主演を努める俳優の野村周平さんが出演している事も話題になっています。
華々しくデビューするも苦悩の連続だった!?
2002年、ボーカル山村、ギター阪井、ベースの尼川の3人でアコーステック「309」を結成、後に改名して「cube」となり自主制作のCD-Rを4枚発表していきました。
2007年に知人の紹介でドラムに小倉が加入し、現在の編成になりました。それまでのアコースティックからバンド活動にシフトチェンジし、大阪市内のライブハウスや大阪城ホール前で路上ライブを中心に活動を展開していきます。
2008年9月、au KDDI『LISMO』キャンペーンアーティストに抜擢されます。
10月、所属するアミューズがKDDIとの合弁会社として新設した「A-Sketch」レーベルの第1号アーティストとしてデビューを飾ります。
11月、メジャー初の作品としてミニアルバム「Unreal」をリリース、いきなりオリコン週間アルバムチャートで初登場2位を記録しブレイクを果たします。
2009年2月、1stシングル「星に願いを」を発売、こちらもオリコン初登場2位を記録しました。
デビューから順調なセールスを記録した彼らですが、ボーカルの山村はインタビューで上京する際に「ホンマにやっていけんのかな?就職するべきか、音楽を続けるべきかで散々悩んだ」と常に不安だったと語っています。
あえて王道を進む強さ
昨今、多種多様なバンドが現れていますが、あえて王道のポップロックバンドで勝負を挑み成功した彼らには敬意を表したいと思います。
変わった編成、変わった楽曲、変わった演奏、何かしらあれば見ず知らずの人にも覚えて貰える可能性はあります。
ですが、王道の難しさはどこにでもある、どこかで聴いたような、そう思われてしまいやすいことに尽きます。
よほどの楽曲や演奏が無ければ印象に残らない、だからこそ難しいのです。そして、そんな彼らだからこそ「夜は眠れるかい?」」のようなハードな楽曲を発表すると何倍もカッコ良く聴こえるのです。
次はどんな楽曲を引っさげて来るのか、まだまだ注目を集めそうです。